本記事の内容
・部下が仕事でミスした時の対処方法
・否定的な言動は厳禁です
・反省よりもまず行動
筆者の実績
本記事を読んで、部下が失敗を成長に繋げるためのヒントを見つけていただけたらと思います。
部下が仕事でミスした時の対処方法
①まずは状況確認をする
まずは部下がどのようなミスをしたのか一緒に状況を整理しましょう。
状況を整理することで、この後どのような行動を取らなければいけないのかが明確になります。
それにミスをした本人はきっと焦っているはずなので、気持ちを落ち着かせるためにも大事です。
②相手がいるなら謝罪する
ミスにもよりますが、相手がいることなら真っ先に謝罪をすべきです。それが例え社内のことでも。
なぜなら、会社や部下の信頼に関わることだから。
こちらがミスをしただけでも迷惑をかけてしまっているのに、謝罪が遅れてしまってはさらに相手の不信感が募ります。
もしかしたら、今後一緒に仕事をしてもらえない可能性だってあります。
今後も良好な関係で仕事をしていくためにも、こちらの誠意を見せてしっかり謝るべきです。
もし部下が一人で謝罪するのが難しいなら、上司であるあなたが一緒に付き添っても構いません。
③今の状況をリカバリーができるのか検討
次にすべきことは、問題ををリカバリーできるかの確認です。
今の状況は最初に確認しているはずなので、まずは部下に
・どのくらい時間がかかるのか
・人員がどのくらいいるか
・問題点は何か
等の計画を考えてもらいましょう。
あなたは計画をみて「こういう時はどうする?」を疑問点を洗い出してください。
疑問点に対して部下からスムーズに返答があれば問題ないし、詰まるようなことがあればもう少し考える必要があります。
期日があるならいつまでにすべきか確認し、間に合うようにスケジュール調整もしてください。
④人手がいるなら人員調整をする
人員調整は上司であるあなたの役割です。
ミスを挽回できるようにしっかりを人員配置をしましょう。
あなたは他の業務の状況も把握しているはずなので、他に影響出ない程度に人員を回せるところは回すといいです。
問題があった時は、マンパワーで作業を進めていくのも一つの解決策ですよ。
⑤逐一進捗確認をする
ここからは部下が主になって業務を進めるはずですが、進捗確認は逐一行ってください。
単純に進み具合を確認するのもあるし、またミスが発生しそうなら軌道修正が必要なので。
・1日ごと
・週ごと
・作業ごと
確認は要所要所でいいです。
部下から報告してもらうのも大事だけど、あなたが声をかけてあげることで部下も安心して作業に取り組めるでしょう。
否定的な言動は厳禁です
部下からの相談を頭ごなしに否定しない
部下からミスをした報告を受けて、それを頭ごなしに否定や怒ったりすることは絶対にやってはいけません。
なぜなら、怒られることで部下がさらに萎縮してしまうから。
部下もミスをしたくてしたわけじゃないし、どうすればいいのか分からないからあなたに相談しています。
ミスをしてただでさえテンパっているはずなのに、あなたが否定的な態度を取ると余計に落ち込んでしまうだけです。
気持ちが沈んでいては作業も身に入らないし、余計にミスが増える可能性がありあます。
なので相談を受けたら、否定的な態度は取らずしっかり話を聞いてあげてください。
部下が自信をなくしてしまう
否定的な言動は、落ち込むと同時に自身も失ってしまいます。
・やっぱり自分にこの仕事は向いてない
・いっそのことやめた方がマシ
・また怒られた
こんなマイナスの感情が渦巻いてしまいます。
これだとミスはおろか、本来出来ることも出来なくなってしまうので気をつけてください。
私もメンタルは弱い方なので、上司に怒られた後は何日も引きずって仕事に集中できませんでした。
反省よりもまず行動
まずは問題解決に時間をかかけるべき
若手の頃は経験が少ないので、ミスをした時はすぐ反省モードになったり一人で考え込んでしまいがちです。
反省するのはいいことですが、その間行動が止まってしまうので状況は変わりません。むしろ悪くなるかもです。
大事なのは今の状況をよくすること。そのためにも一緒になって考えて行動してあげてくだい。
部下もミスした時の対処法の勉強になるし、実際にあなたの行動を見て学べることもあるはずです。
反省は後からいつでもできる
ミスをしたら今すぐ反省をしたくなりますが、後からしても問題ありません。
なぜなら、反省はいつでもどこでもできるから。
なので、問題が解決したらゆっくり反省する時間を設けるといいです。
部下一人だと何が問題だったのか分からないこともあるので、一緒に反省して次に繋げてください。
次同じミスをしなければ問題なしです
正直なところ、仕事は同じミスを繰り返さなければ全く問題はありません。
ミスを繰り返さないということは、しっかりと反省を活かせている証拠です。つまり技術が身についているということ。
それに失敗しなければ気づけないことがたくさんあるし、それが成長につながります。
なので、ミスをしても怒らず一緒になって解決策を考えてあげてください。同じミスが続くようなら強めに注意するといいですよ。
まとめ
部下がミスをした時にすべきことをおさらいすると
①まずは状況確認をする
②相手がいるなら謝罪する
③リカバリーができるのか検討
④人手がいるなら人員調整をする
⑤逐一進捗確認をする
になります。
大事なのは、すぐに解決に向けた行動に移すことです。
上司のあなたが解決に向けての相談に乗ってあげることで、部下が不安なく行動できますよ。