・内容
・感想
・アイドル2.0を読むべき人とは
内容
この作品は4部構成になっており、それぞれのテーマについて語られています。
その中で自分が印象に残った部分をピックアップして紹介していきます。
それではいきましょう。
信頼関係
コムドットの5人は小中学校の同級生で、中学時代は同じバスケ部として過ごす。
その関係は卒業してバラバラの道を歩んでも、よく一緒に集まるくらい硬い絆で結ばれている。
5人はそれほど仲がいい。
そして地元の友達との関係性を好きで、それを維持したいと思った結果、YouTubeを始めることに繋がります。
この関係性を続けたいという感情がチームの根幹を作っている。
ノリで始めたYouTube
「ゆうた、YouTubeやんね?」「いいね、YouTubeやろうぜ」
「ラーメン食いに行かね?」くらいなテンションで結成されたコムドット。
ノリこそラーメンだったが、結成数日後には実際にYouTubeに動画を投稿している。
夢を追いかける一番最初の壁は「始めること」。
その最難関にして最初の壁をノリで壊すことに成功した。
圧倒的戦略
読んで一番驚いたのはYouTubeで成功するための戦略の多さです。
それも、チャンネル登録者数等段階を踏まえた上でよく考えられています。
具体的には
・登録者500人:ドブ板営業
・登録者12000人: TikTok戦略
・登録者250000人:会社設立
・登録者500000人: 道をあけろツイート
・登録者2000000人: コラボ(新世代同盟)
各段階で、ターゲットを絞り市場調査をし戦略を練り行動に移しています。
まさにトライ&エラーを繰り返し、多くの失敗をしながら成長していきました。
セルフブランディング
やまとさんの言うセルフブランディングは
”自分を分析・理解し、ストレートに自分という人間を他者に伝える手段”
と記している。
つまり、キャラ付けをして着飾るのではなく本来の自分の姿を見せるということです。
キャラ付けをすると、それを維持するために労力を使いストレスにもなります。
なので、初期の段階から各メンバーが自分と向き合い自己分析をしセルフブランディングと向き合ってきました。
それが功を奏し、今では全員が個性がしっかり立ったチームになっている。
「アイドル2.0」を読むべき人とは
YouTubeに限らず、これから新しいことに挑戦しようと考えている全ての人にオススメです。
「アイドル2.0」は挑戦しようとしている人の背中を後押ししてれる作品です。
華やかな世界で成功しているように見える彼らですが、見えないところでたくさんの苦労と努力をしています。
本作品では、その裏側を包み隠さずオープンにしており、やまとさんの頭の中を覗くことができます。
なので、コムドットがこんな位に頑張ってるんだから自分も頑張れると奮い立たせてくれるのでオススメです。
感想
正直、「アイドル2.0」を読むまであまりいい印象は持っていませんでした。
よく炎上しているイメージがあったので。
でも、本文を読んで、売れるために退路を断ち本気でYouTubeに取り組んでいることがよく伝わってきました。
想像以上の努力をしていたんだなと。自分には真似できないことも多いです。
やまとさんの何を考えどんな行動をしていたのかよく知れた作品でした。